プロジェクトストーリー

エンコーディングシステム リプレイスプロジェクト

インタビューに答えていただいたプロジェクトメンバー

  • 株式会社PLAY 様

    営業本部
    営業企画部

    石川 勇

Prologue

弊社と以前からのお取引をさせていただいていた配信事業者様から、End to End動画配信プラットフォームのエンコーディングエンジンのリプレイスをご相談されたことがきっかけでした。その目的は以下の2点でした。

  • 動画配信プラットフォームにかかるランニング費用圧縮による収益
  • 映像品質改善と最新技術の採用によるユーザエクスペリエンス向上

当プロジェクトは、配信事業者様に動画配信プラットフォームを提供している株式会社PLAY様(以下、PLAY様)と連携して進めることとなりました。

配信事業者側・コンシューマ側双方の満足に向けて最適な技術を探す

PLAY様としては、サービスを利用するコンシューマに向けては「もっとスムーズに」「もっと高画質で」映像を配信できるようにするとともに、配信業者に向けてはコンテンツ配信にかかるデータ量をより小さくし、データを保持するストレージコストを削減するという、双方にメリットのある改善を目指されていました。

私たちは、ヒアリングを続けていく中で課題やご要望の解決方法を検討し、提案まで進めていきます。今回、このご要望に応えるべく「Bitmovin社」のエンコーディング技術に注目しました。Bitmovin Encodingを使うことで、より高品質な映像をより小さいデータ量で配信することができると考え、まずはベンチマークした技術との比較評価テストを実施することにしました。

テスト期間の迅速な対応と安心できる実現まで

PLAY様は、動画配信プラットフォームのサービスクオリティを十分に上げるべく、2ヶ月強の十分な期間を設けて比較テストを実施されました。弊社では、お客様の声が迅速に比較テストに反映できるよう、Slackを利用してPLAY様・業者様と弊社、弊社とBitmovin社で即時性を持った密なコミュニケーションを徹底しました。

また、Bitmovin社がスタートアップベンチャーであったこともあり、型にはまらない柔軟な対応で、お客様の細かなご要望を実現していただけました。Bitmovin EncodingはSaaS型ソリューションでありお客様自身で直接利用いただくことも可能ですが、弊社が当時唯一の代理店であったこともあり、弊社が間に立つことで円滑なコミュニケーションに寄与できたと自負しています。

比較テストにより、Bitmovin Encodingの導入によって従来のエンコーディング技術に対して以下の優位性があることが確認でき、無事、採用へと至ることができました。

  • 同等の映像品質で60~80%のコンテンツサイズに縮小
  • ストレージ保存やコンテンツ配信にかかるデータ量が約30%減少

メンバーの想い

私たちは、海外ベンダ製品を多く取り扱いご提案できるパートナーとして、有用性が高い一方で日本においてまだ認知度の低い技術を国内外から積極的に仕入れ、国内で普及させることで、日本の配信シーンをシステム面から盛り上げられるよう今後も取り組んでいきたいと考えています。また製品機器、ソフトウェア、システムなど(コンポーネント単体)のお引き合いのみならず、放送から配信へ結びつけるワークフロー全体をコンサルできる希少なSIerであることをさらにご認知いただき、自らの技術品質をさらに向上させつつ市場に関わってまいります。

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