製品の特長

Sync-One2 v2 はオーディオとビデオのタイミング差(リップシンク)を測定し、相互のズレを正確に調整します。Sync-One2 v2 はビープ音とビデオフラッシュのタイムスパンを正確に測定し、音が映像よりも進んでいるのか、遅れているのか、また映像が遅れているのであればその遅延量をmsec/ビデオフレーム単位で表示します。これにより、ミキサーやAVアンプに内蔵された、または独立したオーディオディレイユニットをオフセットし、ベストな値を迅速に、そして容易に設定することができます。システム全体の安定性を確保するために、最大60回分の測定結果からの平均値を算出することも可能です
人の経験や勘に頼った調整では、時として不正確な結果を招いてしまうことがありましたが、Sync-One2 v2は、アプリケーションによる正確な測定を可能にするため、プロフェッショナルなシステムインテグレーターやテレビ局、ポストプロダクションスタジオはもちろん、劇場やホームシアターにいたるまで、リップシンクの問題を、容易に、正確に、そして迅速に解決するために不可欠なツールです。

測定方法

Sync-One2 v2には本体前面に光と音のセンサーが付いています。そしてビープ音とフラッシュを同時に発するムービーを再生し、Sync-One2 v2のセンサーで測定します。
ダウンロードリンクから用途に合ったフレームレートや解像度、コーデックのムービーファイルをダウンロードして頂き、それをEDIUSやMedia Composer、Pro Toolsといった編集ソフトウェアに読み込み再生を行うか、プレイヤーで再生します。各ファイルは最初の10秒間にフレームレートなどの情報を表示したのち、2秒ごとにフラッシュとビープ音が同時に再生されます。これを部屋の照明を落とした状態で再生しながら、リスニングポイントでSync-One2 v2本体をモニターへ向けて測定を行います。測定が終わると映像と音の差異がSync-One2 v2のディスプレイに表示されますので、その数値を機器のディレイ等で補正します。

測定には目的に合わせたテストファイルをこちらからダウンロードしてお使いください。
https://sync-one2.harkwood.co.uk/support/test-files

測定イメージ

基本仕様

ビデオと音声のタイミングズレを検出
±750msecまでの測定が可能
1msecまたは1/100ビデオフレーム単位での表示
内部処理の解像度は0.05msec
小型なボディ
電源:単三電池2本またはUSB経由での電源供給可能

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