導入事例
TOHOスタジオ株式会社 様https://www.tohostudio.jp
放送設備/映像・音響制作ソリューション
2021年1月TOHOスタジオ株式会社様がポストプロダクションセンター1に新設されたMA ROOMの 設計・施工を担当させていただきました。
映画作品に加えて、配信、テレビ作品、PVなどの撮影・編集・仕上げまでの依頼が増えているTOHOスタジオ様では、多様なコンテンツに対応するため、従来の小試写室をDolby Atmos Home対応のMA ROOMへと改修されました。
主なシステムは3台のAvid Pro Tools HDX、S6 24フェーダー、Pro Tools MTRX 、ルームEQはTrinnov MC16にて構成されています。また、Dolby Atmos HT-RMU (Home Theater Rendering Mastering Unit) にて、Blu-rayやデジタル配信コンテンツなどのマスター制作を可能としています。
IHSE Draco KVM システムも導入いただき、複数のPCを1つのキーボード・マウスで操作を可能にし、U-Switchで効率的な作業スペースを実現しております。

Avid S6 Console

9.1.4ch スピーカー配置

当社担当営業:波多野(左)、TOHOスタジオ:早川様(中央)、TOHOスタジオ 立川様(右)
モニタースピーカーはGENELEC 80シリーズにて9.1.4ch配置とし、コントローラーはTACSYSTEM VMC-102を採用いただきました。
お話を伺った立川様は、「今Atmos対応にするならば9.1.4chにしておけば、空間音響をより厳密に再現可能になるだろう」とおっしゃっています。今回のMA ROOMではスピーカーレイアウトの変更も可能な作りとなっているのも特徴です。
早川様からは「提案から最終的なフォローアップまで細かい部分での対応や、後からの要望にも誠実に応えてくれて、聴感を大事にしたスタジオが完成しました」とのコメントをいただきました。作品のみならず、イベントのプロジェクションマッピングやVRなどのコンテンツにも幅を広げていきたいとおっしゃっていたTOHOスタジオ様と、今後も3Dサウンドの方向性を一緒に模索していけたらと思います。